50MHz(6m)の追加
 Akane Planning CO.,LTD. 2004.7.22



今回のご依頼は、50MHzの追加だそうで、「いっぺんに言えよ!」とブツブツ。
現在のクワッドを有効に使って、50MHz帯のアンテナを追加させようという構想です。
又CUBEX社から購入するのはコストと時間が掛かります。そこで、今回は自分達で作ってみる事にしました。
結果、出来上がりましたが、笑わないでご覧ください。
下は、既存のCUBEXクワッドに50MHzを追加した写真ですが、遠くてよく見えませんね。

50MHz付クワッド
下は、少しズームしてみました、給電部分と何やら怪しげなエレメントが見えてきました。
「何じゃ?、エレメントがクネクネしたままだよ。大丈夫?」って声が聞こえてきそうです。
これでも丸一日時間を掛けて追加した結果です。
ちなみに、部材費約¥1000です。
¥1000アンテナの性能はページ下で、ご紹介します。

給電部分とダブルリフレクタ
下は今回の構想図で、既存のスプレッダーを有効に使用し、新規のスプレッダーを追加するだけです。
部材表:
 ●新規のスプレッダー
   クロス部分:水道工事用の塩ビパイプを糊付した物です。
   スプレッダー:家庭菜園用6mmのグラスファイバーです。
 ●ブームへの取り付け
   水道工事用70mm用吊金具でネジ1本です。
 ●エレメント線
   ドリブンとリフレクター:2mmのVA線
   他のエレメント:2mmの家庭菜園用アルミ線
 ●マッチング部
   箱:台所のタッパ
   バリコン:昔の送信機のロードバリコン
   ショートスタッブ:植木鉢の名前タグ(セルロイド板)

下の赤い部分が追加したエレメントです。
リフレクター(反射器)が二本ある事以外、普通の1波長クワッドです。

下はマッチング部分の写真です。
タッパとショートスタッブ部分が見えますが、そろそろ笑い声が聞こえてきたようですね。

台所のタッパがマッチングボックス
下は50オームの同軸ケーブルで給電する為のマッチング部分です。
50mm幅×350mm長のショートスタッブでインピーダンスを整合し、50PFのバリコンは微調整用です。
ガンマーマッチと呼ばれ、とても簡単な整合方法です。
整合を取った後は、その同軸ケーブルを無線機に接続するだけです。
下図は周波数に対するロス比率をグラフにしたものです。
ご覧のように結構広帯域な仕様になりました。たぶんエレメント間隔が広い性なのでしょうね。
給電部分直下にアンテナアナライザを入れて調整したのですが、結構エレメント長・ショートスタッブ・リフレクタ1が相互に関係するようで、この値を出すのに2時間ほど費やしました。暑かったです。
下図はFB比をグラフ化したものです。1Km程度離れた所からDPと出力0.5W送信機を設備した車から電波を出し、クワッドを受信側として測定したものです。
7エレとしては、あまりF/B比が良くないように見えますし、右左のパターンが異なるようです。
今回はデータを取るだけでアンテナを調整する時間は有りませんでした。
ちなみに受信側はFT1000MK−V+FTV1000でSメータの一目盛が何デシベルなのか定かではありません。